テキストサイズ

みえない鎖

第26章 歯止めと暴走

「ココ、でいいんだ?」

布地の上を中指が滑る。細かく、少しずつ奥に。

湿っていた筈の場所が、染み出し濡れて・・・いく。

「・・・んっ」

返事とも、抑えた喘ぎ声ともつかない声。

「中には、いらねぇの?」

「・・・ほし・・ぃ」

「なら、俺の手を動かせば?」

布越しに細かく指を動かしてはいるが、瑠璃がほしい部分は瑠璃自身が俺の手を導いているから、だから。

やっぱり欲しいのは自分で動かねえと、なぁ?

なーんて、若干焦らすつもりで、言った。もう少ししたら、主導権を握る心算で。

・・・ただエロスイッチ入った瑠璃は俺の考えた方向とは違ったらしい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ