みえない鎖
第30章 解くしがらみと甘い誘惑
アキは私が目をそらす前と全く一緒の状態だった。つまり・・・じっと視線を反らさず私を見ていたようで・・・、
慣れるの当分・・・無理かも。
と、速攻内心敗北宣言しつつ、食べることに専念したけど、さっきまで解ってた味が、急に薄味に感じる。
目の前のアキに意識を取られ続けている・・・。
意識を向けているアキは、といえば何ら変わらずいつも通り・・・でもなかったのかな?
「・・・今更なんだけど、な」
と話し始めたアキは、少し言いにくそうに言うから、何かと思えば、
「家を出てから、バイト先だろ。どこで、あのバイトの子と会ったんだ?」
何故あの場所にいたか、という事実のすり合わせをする羽目になった。怒っても無ければ悲しそうでもなく、ただ淡々とお互いの事実確認。
別にアキに隠すようなことは一つもない。いつも余裕綽々で飄々としているアキを勝手に想像しちゃうけど、そうでもないところもある?
ってところは、新たな発見っぽくて、なんとなく笑ってしまった。
慣れるの当分・・・無理かも。
と、速攻内心敗北宣言しつつ、食べることに専念したけど、さっきまで解ってた味が、急に薄味に感じる。
目の前のアキに意識を取られ続けている・・・。
意識を向けているアキは、といえば何ら変わらずいつも通り・・・でもなかったのかな?
「・・・今更なんだけど、な」
と話し始めたアキは、少し言いにくそうに言うから、何かと思えば、
「家を出てから、バイト先だろ。どこで、あのバイトの子と会ったんだ?」
何故あの場所にいたか、という事実のすり合わせをする羽目になった。怒っても無ければ悲しそうでもなく、ただ淡々とお互いの事実確認。
別にアキに隠すようなことは一つもない。いつも余裕綽々で飄々としているアキを勝手に想像しちゃうけど、そうでもないところもある?
ってところは、新たな発見っぽくて、なんとなく笑ってしまった。