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みえない鎖

第31章 翻弄されて・・・

「・・はぁ・・ぁぁぁぁ・・・」

どれくらい時間が経ったのか・・・頭はぼーっとするし、声がカラカラ・・・。

そして望んでたものは一度も貰えなくて、強引に気持ち良くさせられた感じで。

既に“大人のオモチャ”は外されたはずなのに、未だ入ってる感触が残ってる。

「水飲むか?」

声のする方向に目をやると、アキがコップを持って近づいてくる。

・・・欲しいけど、指一本動かす体力すら残っては居なくて、微かに“はい”のつもりで頭を動かしてみるも、動いたかどうか微妙。

アキはお見通し?というか私に無理させたんだから、それくらい解ってよ!!って思うと、目に怒り感情が宿ったらしく。

「そんなに怒るなって。水やるから」

殊勝な表情を浮かべつつ、コップの中の水を含み、口移しで飲ませてくれる。

一度、二度、三度・・・。

水を含んだキスが回数を重ねる毎に、のどの渇きが薄れていく。

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