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みえない鎖

第32章 暴走

数分その作業に費やし、とりあえずメドをつけると、また瑠璃が艶めかしくベッドの上で踊る姿を見るために舞い戻る。

ドアを開ける前に、ローターの強さを上げて。

「・・あぁぁ・・・イ・クッ・・・」

ドアを開けた直後、体をのけぞらせてイってる姿が目に入る。

「イイ眺めだな」

部屋の入り口のドアを閉めると、寄りかかったまま瑠璃の乱れている姿を楽しむ。

初めて抱いた時とはもう違う、セックスに対して、寛容というか、否定しながらも貪欲というか、

瑠璃ははっきりいって、エロい。あれこれやっても嫌がらない。だからどんどんエスカレートしていく。

「もう、止めてッ・・・ぁあ・・・」

俺の姿が目に入ったらしい。ただ、言葉とは裏腹に目の色は欲情したまま。

「ヨガってんのに止めたいのか?何度も理性ぶっ壊してるのに、完全には中々堕ちねえな」

そう、あれこれやってるのに中々堕ち切らない。そんな瑠璃とのセックスは楽しくもあり、苛立ちを含む時もあり、内心の感情は結構忙しい。

近付くとローターのスイッチを切り、適当にスイッチを放り投げる。

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