テキストサイズ

みえない鎖

第33章 エピローグ

多分、顔面蒼白・・・な私。

「・・・冗談だって。飲んできな」

ふっ・・・とアキの拘束が緩む。

「・・・・・・うん」

するりとアキの腕からすり抜け、部屋を出る間際、振り替えると、アキは何事も無かったかの様に、椅子に座って仕事を始めようとしていたのが、見えた。

部屋に戻り、薬を持って台所で薬を飲む。

飲み終わるとほっ・・・としたけど、もしアキがあのまま・・・だったら・・・。

「・・・どうなってたかな」

アキが嫌いなわけじゃないし、将来的にその可能性が無いわけじゃないけど・・・今そうなりたいかって考えれば、それはまた別で。

ピルが効いてない時期にもしすることになれば、アキにも避妊はしてもらいたい、とは思うケド。

「・・・今じゃないから」

そう大学生である以上、今は無理。それは間違いないこと。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ