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みえない鎖

第33章 エピローグ

少しふさぎそうな気持を吹き飛ばすついでに、湯船にお湯を入れ、バスタイムを楽しむつもりだったけど、

きゅるるるると鳴ったお腹・・・流石にお腹が空いたのを自覚しちゃうと、ゆっくりという訳にもいかず、適当に洗面所を出る。

と、

「・・・いー匂いっ」

慌てて着替えて、リビングに駆け込むと、料理が並べられてて、テンションが上がる。

「お腹空いたーっ」

「・・・だろうな」

アキの態度はいつも通りだったから、私もいつも通りでいいと思った。

「いただきます~」

お互い食べ始めたけど、とりあえず無言・・・いや気まずいというよりは、お腹が空いて先に食べたかった、というのが本音。

だって、昨日のワインから、時間経ちすぎだし。

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