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みえない鎖

第1章 プロローグ

「お前の身体は俺を何度となく受け容れてるぞ? いい加減、堕ちてしまえ。俺自身を欲しいって言え、よ」

気が付けば、男の手は離れ、代わりにあてがわれる男のモノ。

「ほら、乞えよ。」

「・・・・・・入れ・てぇ・・」

快感に潤んだ目を無意識に向けると、無言のまま一気に奥まで貫かれるから、もう喘ぐしか無くて・・・。

「あんぁあああぁもうイッちゃうーっ!!」

弓の様に身体を反らし、ピクピクと男のすべてを受け入れる。

ドクドクと奥に注がれる男の欲望。

男によってもたらされる度重なる快感は、私自身を蝕んでいた。

数週間前から。



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