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みえない鎖

第2章 出会い

そういえば、2ヵ月前までは、平穏な日々だった。

異変は、付き合っている彼からの電話。

『好きな子が出来たから別れて欲しい』という一方的なメールとともに、着信拒否された。

平穏だったけど、良く考えたら彼とはすれ違いの日々だった事は間違いなくて、

彼はもう社会人だったから、時間を合わせるには難しかったのか、それから会う事は無かった。

振られた、という事実はやっぱり簡単に受け入れられるものじゃなくて、

時間が経てば断つほど、じわじわとショックで、ふさぎ込んだ。

かと思えば、ハイテンションで、夜の街を歩き回ったりして。

ヤケになっていたのは事実。

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