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みえない鎖

第11章 素の相手

店の前に立ち尽くして入らない私に・・・

「何考えてる?」

今日もホテルに泊まるってことは知ってる。って事は、多分しちゃうってことで・・・。

「・・・何も考えてないよ」

表面上は普通を装っているつもり。心臓辺りが暴れてるけど。

「何考えてるか、若干解る気がするけど・・・」

アキはにやにや笑ってる。相変わらずお見通し。

「着替えるだろ」

「着替え?」

そこで思いだした。確かに着替えが無い。
勝手に・・・今後の事を想像して固まってた私が若干恥ずかしくなる。

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