禁断のシェアハウス
第2章 新しい生活
社会人1年目の堀越彩乃(ほりこしあやの)。
世界的に有名な堀越財閥の娘である。
本当は家で、婿探しってところなんだけど、働きたくて無理言って家を出た。
そして今日から晴れて1人暮らし。
父親の知り合いの息子が、28歳で会社の社長をしてるらしい。
その社長の秘書として再来週から働く。
家はマンションだけど、シェアになってて明後日一緒に暮らす人が引っ越して来る。
同性しか受け入れないように契約してるから女性だ。
今日までずっと私の執事をしてた和黄(わこ)が荷物を運んで来る。
「お嬢様、テレビはどこに?」
「とりあえず、その棚の上と、私の部屋にも同じ棚があるからそこに。」
「かしこまりました。それにしても、お嬢様が1人暮らしとは……」
「なによ、文句ある?」
「いえ。幼い頃は、『和黄~!和黄~!』と私がいなければなにもできない方でしたから。」
「それいつの話よ!
もう大人なの1人でできるわよ。」
「そうでしょうか。
あ、お嬢様、旦那様がこれを渡せと。通帳かと思われます。」
「通帳?」
「はい。就職祝いみたいなものだとおっしゃってました。」
「そう。」
中をみると、¥10.000.000
そんなにいらないと思うけどな。
こないだ初めてスーパーと言うところに行った。
フォアグラがなかったのが残念だったけど、便利な食べ物がたくさんあったし、何より値段がとても安い。
とても驚いた。
すべての荷物が運ばれ、整理された。
「和黄、ご苦労様。」
そう言ってコーヒーを差し出す。
「ありがとう。
あ、週1で掃除しないとゴキブリが出るよ。
それから料理は、経験がそのまま結果になるから、毎日作った方がいい。
会社は、秘書という立ち位置だけど入社1年目だ。
1日でも彩乃より長く働いてる人にはまず敬語。
絶対間違ってると思っても、絶対口や顔には出さない。
働くうちに仲間ができると思うから、その人たちに愚痴は聞いてもらえ。俺でもいいけど。」
急にタメ口になった。
時計を見る。
午前12:04
あ、もう私の執事じゃないんだ。
世界的に有名な堀越財閥の娘である。
本当は家で、婿探しってところなんだけど、働きたくて無理言って家を出た。
そして今日から晴れて1人暮らし。
父親の知り合いの息子が、28歳で会社の社長をしてるらしい。
その社長の秘書として再来週から働く。
家はマンションだけど、シェアになってて明後日一緒に暮らす人が引っ越して来る。
同性しか受け入れないように契約してるから女性だ。
今日までずっと私の執事をしてた和黄(わこ)が荷物を運んで来る。
「お嬢様、テレビはどこに?」
「とりあえず、その棚の上と、私の部屋にも同じ棚があるからそこに。」
「かしこまりました。それにしても、お嬢様が1人暮らしとは……」
「なによ、文句ある?」
「いえ。幼い頃は、『和黄~!和黄~!』と私がいなければなにもできない方でしたから。」
「それいつの話よ!
もう大人なの1人でできるわよ。」
「そうでしょうか。
あ、お嬢様、旦那様がこれを渡せと。通帳かと思われます。」
「通帳?」
「はい。就職祝いみたいなものだとおっしゃってました。」
「そう。」
中をみると、¥10.000.000
そんなにいらないと思うけどな。
こないだ初めてスーパーと言うところに行った。
フォアグラがなかったのが残念だったけど、便利な食べ物がたくさんあったし、何より値段がとても安い。
とても驚いた。
すべての荷物が運ばれ、整理された。
「和黄、ご苦労様。」
そう言ってコーヒーを差し出す。
「ありがとう。
あ、週1で掃除しないとゴキブリが出るよ。
それから料理は、経験がそのまま結果になるから、毎日作った方がいい。
会社は、秘書という立ち位置だけど入社1年目だ。
1日でも彩乃より長く働いてる人にはまず敬語。
絶対間違ってると思っても、絶対口や顔には出さない。
働くうちに仲間ができると思うから、その人たちに愚痴は聞いてもらえ。俺でもいいけど。」
急にタメ口になった。
時計を見る。
午前12:04
あ、もう私の執事じゃないんだ。