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禁断のシェアハウス

第5章 2人の生活と和黄の気持ち


電話がつながったらしい。

「お前、人の女に手出したりなんかしていいのか?」

剛の家はうちとも仲がいい。
もし、和黄とのことがばれたら和黄はクビになるのは目に見えてる。


和黄とこれ以上離れるなんて嫌。


「剛、ヤろうって誘ったのは私。
物心ついた時から和黄が好きだったの。
今は剛のことが好きなんだけど、和黄に会ったら一回だけヤりたくなったの。
和黄は何も悪くない。」

剛申し訳ない。
途中から自分でも何を言ってるか分からない。
ただ、和黄とは離れたくない。


剛は一度私をみて

「俺の勘違いだったらしい。



……お前はいいな。」


そう言って、電話を切った。



「剛、ごめんなさい。」

「お仕置きだな。」

「はい…………



って、なに?!
なんの?!」


「分かってるだろ?」

パニックになる私の唇を塞ぐ。

「んんー!!?」


「おいで。」

唇を離して、
笑顔で言い、手を差し出す。

いつもは上機嫌で手を握るが、今は怖いっす。


恐る恐る手を出すと、向こうから握ってきた。


行く場所は、予想通り寝室。




剛、怖い。



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