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これが高校生なの?

第2章  友達




休み時間になると2人組の女の子たちがあたしのとこにやってきた。


1人の背の高い子が言った。

「うちの名前は加藤さき(かとうさき)さきって呼んで! 日直頑張れ!」

すると隣にいたもう1人の子も言った。

「うちは松田光(まつだひかる)ひかるでいいよ~!よろしくね。」


さきはバスケ部だったからみんなより少し背が高く、髪はサラサラショートヘア。

光は腰までのばした栗色のフワフワパーマがすごく似合う。


2人ともかわいい!!


それに対してあたしは身長が152センチでみんなより少し背が低い。その割には胸がおおきい。Eカップなんだよね。



さきと光と楽しく話してたらチャイムがなってしまった。


1時間目は数学。



―――――――――――――


だーー!!ぜんっぜんわかりません(泣)



「山本!どしたー。わかんないのか?だったら放課後いつでもくれば教えてやっから!」

「はぁーい」

力のない返事をした。 誰が行くもんですか!!



今日1日の授業も終わり今は放課後。


あ、日直!!

靴箱で靴を履き替えようとして気がついた。
やばい!!大村先生に怒られる!!

日直はサボると1週間ずっとやらなければならない。

急いで走って行ったときなにかが目の前に飛び込んできた。

だが、とっさに目をつぶったがよけることはできなかった。


ドンッ


「きゃっ!!」

いったぁい!


「大丈夫??」


「だ、大丈夫です。」


「ほんと?!」


「はい、大丈夫です。でわ。」

急がなきゃ。 そしてまた走りだそうとしたとき、いきなりうでを掴まれた。


「俺は3年の後藤翔(ごとうしょう)廊下は走ると危ないよ。 あと最後にパンツ見えちゃった。かわいいのつけてるね。」


なななななんと!!最後のいらなくないですか?? てか、今ものすごく顔赤いな自分。
あ!!そんなことを考えてるより先に先生のとこ行かなきゃ。


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