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これが高校生なの?

第2章  友達


今日は昨日よりも早く電車に乗ってみた。



学校に着いて教室に入った。



別にそんなに早い時間ではないけど、教室にはまだ名前も知らない男子が一人だけいた。

他にも2、3人机の上に鞄が置いてあったが教室にはいなかった。




退屈だったのでその男子に話しかけてみようと思った。


中学のときから男子にも普通に話しかけて友達もいたからそのノリで話しかけるのはなんのためらいもなかった。



「ねーねー名前なに?」



…無視かい!!



………。



「あ゛?」



うわ、やっべキレてるよね。頑張れ自分!冷静に冷静に。



頭で考えてるうちに先にその子が答えてくれた。



「佐野侑紀也(さのゆきや)」




「…あっ、そ、そうなんだ。」



「あんたは?」



「や、山本彩那!よろしくね。」



「よろしく。」



それだけ言うとゾロゾロとみんなが教室に入ってきてしばらくするとチャイムも鳴った。



朝のHR

「えー、今日の日直は山本な!」



なんでー??みんなの声があがる。



確かになんで?普通出席番号早い順じゃない?


「はーい静かにー!先生にもやり方があるぞ。出席番号が最後の人からだからな!さぼるなよー!」


しゃーない。やるよ。

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