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チェックメイトで切り裂いて

第6章 ↑人生ゲーム↓~チェスピース~

…………

「いってぇ…」

あれ?
此処どこだ?
また、倒れて…
その後、必ず俺はベットに…
いないな…床だわコレッ…


「おっはよ~」

はっ?

はっきりは見えないが人がいる。
周りをみれば、天井には壊れ欠けのランプ、よく映画でギャンブルをしているような、部屋。

古い床は軋んでいる。


「あっ!びっくり?そりゃ、そうか!」

男はイスに逆に座り背もたれに腕を置いて、こちらを見ている。


とりあえず、起き上がるか…

ぐっと身体に力を入れると…動けない。
いや、動かない。


手足は後ろで縛られていた。
麻酔を打たれていたのか身体が痺れている。


「あぁ、無理じゃない?」

男はイスを揺らしながらニンマリ笑った。


「突然ですが、何故キミは此処に居るでしょう?」
「はぁっ?何…言、って…」

全く上手く喋れない。

「はーい!正解は拾ってきたから、でした!」


ひ、拾ってきたから!?

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