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チェックメイトで切り裂いて

第3章 カゲロウデイズ ~繰り返しの毎日~

………
「うっ…いってぇ」

ふと起き上がれば、ベットの上。
痛む頭。苛立つ龍。
「どこから、整理するよ…?」

龍はベットから離れ、机から紙とペンを出す。

「まず、8月14日…少年と少女…黒猫…んん…まっ良いとして……、2日連続の死…」

1人が部屋に静かに響く。

「やっぱり、夢か…」
一言呟き、着替えて外に出る。


ぎらっ

今日も…少女は…

それを考えただけで背筋が凍る。

あの公園に着いた。 2人は…いた…
「これは、宿命か…」
何故か出てきた言葉。冷や汗が首筋をゆっくり伝う。

『ねぇ…その猫…』
『あぁ、家の飼い猫だよ』

にこっ と笑う少女。
すると、何か思い出したように立ち上がる。

『ごめん!行く場所があったんだ!』
少女が走っていく…そして…鈍い音が響く。

ケンカ中のヤンキーの持っていた金属バットが少女の頭に振り下ろされたようだ。
頭からは、大量の出血。
目が眩むくらい真っ赤で綺麗で、恐ろしい。

ヤンキー達は逃げていった。恐怖に脅えながら…

「な、んで…、止められなっ… !!」

また頭がクラクラとする。
負けじと、足を踏ん張る。 目の前はぼやけて見えない。

「あぁ…」
…バタ!!

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