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チェックメイトで切り裂いて

第3章 カゲロウデイズ ~繰り返しの毎日~

……ジリリリリリ…!!!!!

「っ…うるせぇ!」

ガダン!
無造作に目覚まし時計をとめる。
それと同時に目覚まし時計が飛ぶ。


あれ…昨日のは、夢か…?
俺は倒れて…その後は…
思い出せねえ…
何気なく、ケータイを開く。
画面に目をやると、8月14日…

壊れたか?
それは昨日の日にちだ…なのに…

「あっ! ということは…」

バッとベットから飛び出し、着替えて外に出る。

暑い!!
昨日と同じだ…

龍は少し走りながら、あの公園に行く。
いた…少年と少女…
『今日はもう帰ろうか…』

少年が少女の手を引き歩いてく。

今日は大丈夫か…。
安心したつかの間、龍が入ってきた出入り口から悲鳴が。

走って見に行くと…少女が鉄パイプやら色々な工事道具に潰されていた。

少女を見ると…微かに笑った気がした。
その微かな微笑みが何かを壊し、龍はまた倒れた。

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