
君がくれたぬくもり
第25章 曖昧
「さ、明日も早いし、風呂入って寝よっか。」
輝雄はそう言って立ち上がった。
でも、急に寂しくなって
陽菜は輝雄の服の裾をなんとなく掴んだ。
「陽菜?」
「行かないで…」
「……」
輝雄は微笑んで、陽菜の手を握った。
「んなかわいい顔してると襲っちゃうよ?」
「だって………////」
なんか無性に寂しいんだもん…
輝雄は何も言わない陽菜に嘆息すると、陽菜を抱き上げベッドに倒した。
「輝雄……?」
「我が儘……でも可愛い。」
ちゅ…
甘くて蕩けてしまいそうなキスが落とされる。
陽菜は輝雄の首に腕を絡め、キスをせがんだ。
輝雄は陽菜の気持ちに応えるように
何度も何度もキスした。
そしてまた一つになった。
