
君がくれたぬくもり
第34章 熱いカラダ
到着した場所は、車で30分で行ける近場の海水浴場。
「さ、早く着替えて泳ご!」
光くんは家から水着で来たみたいで、
到着と同時にTシャツを脱いで準備運動をしている。
「あたしたちも着替えに行こっか。」
梨華子さんに言われ、陽菜たちも更衣室で更衣を済ませた。
「陽菜、似合うじゃん♪
岳兄も惚れ直しちゃうかもよ?」
「もう!
そんなわけないでしょ!///」
からかう怜香の肩をバシッと叩く。
すると冬美さんと梨華子さんが寄って来る。
「なになに?陽菜ってまだ岳のこと好きなん?」
「あんたも一途ね~」
「も~!違うって!!//」
女四人で騒ぎながら更衣室を出ると、
「わぁ~
千夏ちゃん可愛いね!」
という声がした。
光くんの声。
ちかちゃん………?
