
君がくれたぬくもり
第37章 好き
シャワーを浴び、陽菜はリビングに行く。
リビングの扉を開けるとクーラーがついていてひんやりと冷たかった。
岳はいない。
どうせタバコだろう。
「だる…」
陽菜はソファに倒れ込んだ。
―――ガチャ
ドアが開く音がし、そちらを見ると岳がいた。
「あ、岳上がったよ。
岳も入んなよ。海入ってベタベタでしょ?」
「ん?……あぁ、そだな。」
岳はそう言うとお風呂場に向かった。
―――数分後
シャワーを終えた岳が戻ってくる。
「陽菜……大丈夫か?
ほら、これ。」
「ありが…ってキャー!!///」
親切に氷まくらを持ってきてくれた岳を見て悲鳴を上げる。
「あぁ?何だよ。」
「ふ、服着てよ!///」
手で顔を覆い、目を背ける。
岳はお風呂上がりだからか、上半身裸だったのだ。
首にタオルがかけてあり、
チラリと見える鎖骨がセクシー…//
