
君がくれたぬくもり
第38章 隙間
「もう我慢できねぇ……」
岳はそう言うと、ズボンをおろす。
久しぶりに見た男の人のそれに、陽菜は少し緊張した。
「岳……」
少しだけ震える陽菜の声。
岳はそれに気づいたのか優しく微笑み、
陽菜の頬を撫でると甘くて蕩けるようなキスを落とした。
「ん……///」
ちゅっ
と甘い音がした後…
岳は耳元で囁いた。
―――――……
―――――――――……
「……っ……」
涙が溢れる。
岳はもう一度キスを落として、ゆっくりと陽菜の中に入ってきた。
「あぁ……っ」
「うあ……///」
電流のように甘い快楽が全身に走る。
「……っつ……」
岳の表情が快楽で歪む。
その顔があまりにもかっこよくて…
濡れたカラス色の髪の毛も色っぽくて……///
陽菜の鼓動は高鳴る。
