
おまわりさんはドS
第2章 出会い
『ただいまより、平成○年度、樫塚高等学校の入学式を行います。一同、礼。」
ふー、間に合った~
凛は一人、ぜぇぜえ息をしながら
安堵に浸っていた。
(入学式で遅刻なんかしたら学年の笑い者だもんね…)
すると、斜め後ろからちょんちょんと肩をつつかれた。
「お前、何で遅かったんだよ」
小声で言ってきたのは、幼馴染の佑磨だった。
「いや、ちょっと寝坊…したっていうか…うん。」
私がバツが悪そうに言うと、
「遅刻して、皆の前で仁科凛さーんって呼ばれなくて良かったな!」
と言いながら耳たぶを引っ張ってきた。
「別に毎朝一緒に行かなくてもいいじゃん?何怒ってんの?」
佑磨とは小学校の時から毎朝一緒に登校している。
「怒ってねーし。前向きやがれ」
とそっぽを向いてしまった。
話し掛けたのはそっちだろっ!
…もう、ホントに、なんでそんなにスネてんの?
ふー、間に合った~
凛は一人、ぜぇぜえ息をしながら
安堵に浸っていた。
(入学式で遅刻なんかしたら学年の笑い者だもんね…)
すると、斜め後ろからちょんちょんと肩をつつかれた。
「お前、何で遅かったんだよ」
小声で言ってきたのは、幼馴染の佑磨だった。
「いや、ちょっと寝坊…したっていうか…うん。」
私がバツが悪そうに言うと、
「遅刻して、皆の前で仁科凛さーんって呼ばれなくて良かったな!」
と言いながら耳たぶを引っ張ってきた。
「別に毎朝一緒に行かなくてもいいじゃん?何怒ってんの?」
佑磨とは小学校の時から毎朝一緒に登校している。
「怒ってねーし。前向きやがれ」
とそっぽを向いてしまった。
話し掛けたのはそっちだろっ!
…もう、ホントに、なんでそんなにスネてんの?
