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おまわりさんはドS

第4章 隼斗の過去

「へぇって…それだけ?」
「は?それだけって?」

急にぷくっと頬を膨らませた瑞木は、俺の頭を弱い力でコツンとこずいた。

「面白いよ、とか読んでみる?、とかナントカ大賞じゃなくて古本屋大賞だよ、とかもっとほかに言う事あるでしょっ」

「古本屋大賞って…知ってんじゃねーか。」

俺がそういうと瑞木はバレた?えへへ。と言いながらペロリと舌を出した。

いつのまにか二人して笑っていた。
この時間が続けばいいとさえ思った。

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