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NO VOICE LOVE

第2章 Received Voice,

『少し怒られるかも』

「えっ、まじで?!
悪いことしちゃったなあ…」

申し訳なさそうに
未夢に手を合わせる旭の姿に、
未夢は慌てて首を振った。

『私が旭さんの声を
聞きたかっただけだから、
旭さんは謝らないで!』

未夢は急いでペンを走らせる。

「いや、でも未夢ちゃん高校生だし…」

『大丈夫!』

一際大きな字で、
未夢はうんうん、と頷いた。

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