テキストサイズ

恋なんかしなきゃよかった

第6章 幸せって?


「ごめんね。
ちらかっていて。
今お茶いれるから
座って。」

「うん。」


リビングの扉が開いて
お母さんと男の人が
入ってきた。

「唯、帰ってたの。」

「うん。」

「男連れ込んで
ヤることやってるんだ。
やっぱり私の娘ね。」

「彼とは
そんな関係じゃないから。」

「そう。行こっ」


2人は
お母さんの部屋に
戻って行った。


「ごめんね、三浦くん。
嫌な思いにさせて。」

「俺はいいけど。
さっきのお母さん?」

「うん。
お母さんとその愛人。
私の両親さぁー
どっちも愛人つくって
離婚するかも
しれないの。」

「そうなんだ。大丈夫?」

「私は大丈夫だよ。
親ってホント勝手よね。
産むだけ産んで
あとはほったらかし。
無責任よね。」

(俺は唯の目が
死んでるようにも
見えた。)





ストーリーメニュー

TOPTOPへ