
恋なんかしなきゃよかった
第9章 思い…
目が覚めると
ベッドで寝ていて
腕には点滴が
つながっていた…
怜汰が点滴とは
反対の手を握っていた。
「唯?起きたか?」
「うん。
ありがとう。怜汰…」
「あぁ。
俺なんか飲み物
買ってくる。」
「うん。」
トントン。
「はい。どうぞ。」
林田汐里先生が
入ってきた。
(産婦人科の先生)
「唯ちゃん、
具合はどう?」
「だいぶよくなりました」
「さっき
しゃべってたの彼氏?」
「いえ、友達ですよ。」
「そう。彼ね、
すっごく
心配してたわよ」
「えっ?」
「唯ちゃんは
いい友達を
もってるのね。」
