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俺様王子と白うさぎ

第2章 恋心

「かなちゃんとも別のクラスだし…」

ため息交じりに呟くと、走っていく萌愛ちゃんの背中を追いかけて、私も階段を登った。




そのまま、何事もなく時間は過ぎていく。
誰かにとられちゃうよ、と言う朝の萌愛ちゃんの言葉が頭の中を駆け巡り、授業など全く頭に入らなかった。

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