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ほんとは。

第1章 秘めた想い。


「ちょっ…」




離れようと抵抗してみたけど、
篠原くんの腕の力が
ガッチリしていてビクともしない。




何よりも
こんなことされたの初めてで。



「ちょっ…話してっ…」



「見たでんしょ?


    このこと、2人だけの内緒ね。
            ココちゃん♪」


私の名前、覚えてたんだ…。



耳元で囁かれた甘い声に、
頭の中がぼーっとしていて
私はコクンっと頷くしかなかった。





 

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