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御曹司と護衛女子

第6章 禁断の保健室……


『桐島っ!!
お前は女なんだろう!!!




ギグっ、
バレた…………


な、何で…………?



『いや、その………、
何かの間違いで…………』




『隠す必要はない。
お前が男子生徒して、
通ってることは二階堂会長、
桐島のお父さんから聞いた!!』




『いつわかったんですか?
校長先生から聞いたのですか?』



『いや、お前を知っていたのは
今から二年前だ!!』



『えっ!?』



『実は、中学の柔道の大会に、
誰をスカウトするかを
柔道部の顧問として
視察しに行ったことがあるんだ。


関東大会で優勝した
凄い女の子がいてな、
私の目に焼き付いて、名前や顔を
覚えてるくらいだった。


四組の担任になったとき、出席簿から
その名前が出てきて、まさかと
思ったら、
お前だってわかったんだ!』


『じゃあ、私がボディーガードしてること知ってるんですね?』



『もちろんだ!!
鬼瓦とのやり合ったとき、
素晴らしかった

もしよかったら、
柔道部いつでも来なよ!』




『はい、ありがとうございます!!』


私は妃先生に気に入られた
ようだ。


まさか、
二年前に見に来てくれてたなんて、



柔道部入ってみたいけど
アイツを守らなきゃいけないし、


それに二年前………、
あっ、いけない




保健室にいかないと!!

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