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叶わない恋…

第3章 野中祐羽

『ねぇ!ねぇってば!』
授業中、澪にシャーペンでつつかれ話しかけられた。
「なんだよぉ…。」

『瑠璃の隣の人めちゃかっこよくない?!超タイプなんですけどぉ~><』

「ん…そうかな」

と、見た瞬間出てしまった。声が。

「「えぇぇぇぇぇっ!!」」

(おい、夏川瑠璃うるさい。)
クスクスっ
先生に怒られた。その上クラスのあちこちからかすかな笑い声が聞こえる。


そう、その人は今朝見た顔と同じ顔。

同じ学年の同じクラスだった。

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