テキストサイズ

恋愛トラウマ。

第9章 戸惑い。




「翔也…?」


翔也は、黙ってあたしの手を引っ張る。

そして、周りに誰もいないことを確認し、話し始めた。



「なぁ、篠田今日、俺のこと避けてなかった?」

「…」


うん。
避けてたよ。でも…、避けてた理由なんて言えるわけないじゃん。





「…で、それだけ?」


あたしの普段とは違う雰囲気に翔也は驚いていた。

それは、翔也だけじゃなくてあたしも同じ。


自然となっちゃったんだ。
ほんとは、こんな風に言いたくないのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ