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第6章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 2

暗示にかかったように身体が動かず立ち尽くしている間に、

永依さんは身体をベッドに自ら横たえ、何故か斎は彼女の上に馬乗りになる。

「契約は女とする方が楽しいな」

楽し気な魔王、斎の声と。

「・・・永依はあげませんよ」

ベッドの傍まで近づき、永依さんと斎を見る。少々、呆れ気味の魔王の下僕、的場君。

「解っている。では、始めるとしよう」

宣言と共に、何が始まるの・・・?と思っている間に、斎の唇が永依さんの唇を捕え、

そのまま濃厚なキスをし始めたから目が、点になる。

「・・・ンッ」

「な、なに、何で?」

永依さんは自らベッドの上に寝ていたのに、早く引きはがそうと必死。その後、身体が跳ね、喉が一度大きく嚥下した。

的場君は・・・というと、苦笑いのまま・・・えっと、彼女が目の前でディープキスされてて、苦笑いって、どうなの?壊れちゃったとか?

暫くして唇が離れ、自らの濡れた唇をちろりと舌で舐め取る斎の仕草は・・・何とも色っぽい。

「ごちそうさま」

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