contract
第8章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 1
生徒会長の垣間見た負の感情に対して、チリッと鋭い痛みを覚えた、一瞬だけ。
「諦めないわよ、咲楽君。また明日ね」
そう言い、生徒会長は生徒会の部屋の方へ歩いていく。
「ねえ、斎って・・・」
「何?」
「何年生、しているの?」
「2年生」
てっきり3年だと思っていた。というか、何故学生をやっているのか、解らないけど。
「生徒会、しないの?」
「ヒト社会での柵に興味は無い。それに・・・」
「それに?」
「あの女は、生徒会に入ってほしいという希望が1番じゃない」
「そうなの?」
「ある意味、解りやすい女だ」
吐き捨てるように言う斎。好きなタイプではないらしい。
でも目立たないようにしていた暗示を止めた斎の自業自得な気がする、から。
「なら、暗示をかけ直してよ。そうすれば前みたいにひっそり・・・」
「諦めないわよ、咲楽君。また明日ね」
そう言い、生徒会長は生徒会の部屋の方へ歩いていく。
「ねえ、斎って・・・」
「何?」
「何年生、しているの?」
「2年生」
てっきり3年だと思っていた。というか、何故学生をやっているのか、解らないけど。
「生徒会、しないの?」
「ヒト社会での柵に興味は無い。それに・・・」
「それに?」
「あの女は、生徒会に入ってほしいという希望が1番じゃない」
「そうなの?」
「ある意味、解りやすい女だ」
吐き捨てるように言う斎。好きなタイプではないらしい。
でも目立たないようにしていた暗示を止めた斎の自業自得な気がする、から。
「なら、暗示をかけ直してよ。そうすれば前みたいにひっそり・・・」