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第8章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 1

「・・・ヤッ」

何かが、股の間に当たる。身体を動かして逃げようとするけど、また当たって、痛くない程度にグニッと押される感覚。

押された場所は・・・股の中心部・・・クリトリス。

足と足の間を何とか閉じようとするけど、上手くいかず、手を伸ばすと、手に何かが触れる・・・ってコレ、足じゃない!?

「逃げるな」

「何やってッ」

「キモチイイコト?」

「バカッ」

ザバッとお湯を手で乱暴に掬う様に払い、斎に向かって跳ねさせる。と同時に、立ち上がって逃げ去る・・・心算が。

「逃がすか!!」
「キャアッ」

素早く伸びて身体に絡まる腕。そのまま引き摺り込まれて、一気に身体は湯船の中に逆戻り。

さっきと違うのは、向かい合っていた筈の斎が、私の身体に絡みついていること。み、密着しすぎッッ!!

「は、離して」

「無理」

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