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第8章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 1
・・・という割には。
今日の朝、通学時に一緒に来た後、全く顔を合わせてはいない。前までは、休憩毎に押しかけて来ては、嫌というほど顔を合わせていたけど。
だから、解放されて清々する気分。だって、ストーカーというか、監視というか、もう斎の顔を見ない時間帯は授業中だけ、といった感じだったから。
多分、何となく顔見るの、照れくさいし。
後は、夜さえ阻止できれば、少しはまともな生活を送れる気が・・・。
「今日は、先輩来ないね」
「たまにはいいと思う」
と余裕の会話を当初はしていたのだけど・・・も。
あの日から少しずつ、斎と会う時間帯が減って・・・いった。
初めは学校内で会わなくなり、次に屋敷の中で夕方から夜も会わなくなる。
唯一会うのは、朝の数時間だけ。それも毎日ではなく、まれに時々。会話も自然と有る様で無くなっていく。
会わなくなって清々していた筈なのに、何となく不安になりつつあった。
斎に・・・何かした?私は。
今日の朝、通学時に一緒に来た後、全く顔を合わせてはいない。前までは、休憩毎に押しかけて来ては、嫌というほど顔を合わせていたけど。
だから、解放されて清々する気分。だって、ストーカーというか、監視というか、もう斎の顔を見ない時間帯は授業中だけ、といった感じだったから。
多分、何となく顔見るの、照れくさいし。
後は、夜さえ阻止できれば、少しはまともな生活を送れる気が・・・。
「今日は、先輩来ないね」
「たまにはいいと思う」
と余裕の会話を当初はしていたのだけど・・・も。
あの日から少しずつ、斎と会う時間帯が減って・・・いった。
初めは学校内で会わなくなり、次に屋敷の中で夕方から夜も会わなくなる。
唯一会うのは、朝の数時間だけ。それも毎日ではなく、まれに時々。会話も自然と有る様で無くなっていく。
会わなくなって清々していた筈なのに、何となく不安になりつつあった。
斎に・・・何かした?私は。
