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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2

「泣いてない」

「しっかり涙が伝ってるけど?頬を」

「・・・み、見間違いよ。というか手足の拘束解いて」

泣いてるかどうかなんて知らない。それより帰りたい。混乱した頭を落ち着かせたい。なのに・・・。

「・・・それも却下」

「却下ってどういう事よ?」

「泣く顔を見るよりは、啼いた顔が見たい」

「は?」

今日の斎は、会話が飛ぶ。・・・何を言って。

・・・私の制服のボタンが外されていく。見えないけど、少しずつ服の形が歪み、脱がされる。何故か拘束されてる筈なのに、服が腕を伝って、落ちる。

「斎、何やって」

「抱かせて」

・・・直接言われたのは初めて、いや、そんな問題ではなくて。

「イヤだ」

「気持ち良く啼かせてあげるから」

啼くって、そういう話!?

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