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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2

それじゃ答えになってない!!という言葉を口に乗せる事が出来ないまま、口内を犯す舌に阻まれ続ける。

「・・んっ」

唇を合わせてからは、斎の指は忙しなく動き、晒している柔肌の隅々まで・・・優しく触れる。正確に。斎は見えているから当たり前、か。

膨らんだ胸元を揉みしだく感覚は、何となく・・・。

「エロオヤジ」

と悪態をついてみたりしたくなる。手つきが、ヤラシイ気がして。

「こら、年寄扱いするなよ」

「ぁんっっ」

胸のツンと張った乳首を甘噛みされて、簡単に逆襲されちゃうから、

「手だけでも、外してよ。拘束・・・」

動けないのが何だかもどかしくて、下手に頼んでみる、と。

「絢乃が俺を受け入れる気があるなら、その拘束は簡単に外れるけど?」

「うん?」

言われた言葉が理解できなくて、口から出た言葉は、生返事。

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