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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2

そこで、何故は必要!?

「き、着替えるから!!」

「オレは気にしませんが?」

何をしに来たのだろう?ベットの傍らで、私の方を向いたまま、何をする訳でも無く、会話が続く。

「気にするの、私が!!」

「・・・そうですか?」

すっ、すっとぼけ、てるでしょッ!!

「乙女の恥じらいぐらい理解してよ・・・」

「その恥じらいは観賞として楽しめますけど?」

・・・この男。

「ま、今回はこれくらいにしておきますか。大体、姫様が勝手にいなくなるから、お茶目な意趣返しの1つはしておかないと気が済まないので」

・・・意趣返し。しかえし、かぁ・・・。

「本来なら、永依が来る予定でしたが、無理矢理変わってもらいました、が」

ずいっと顔を近づける、的場君。近付いた勢いにつられて、目の下辺り布団を被る。

「次は、ないですよ?」

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