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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2

身体が憶えていた快楽は、簡単にスイッチが入る。

斎は指の動きを止めてはいない。それどころか、指の本数は一定間隔で増えていく。

「・ぁあぁ・・・もう・・・」

立っているのが辛くなる。足が小鹿の様に震えて、斎に寄り掛かり、身体を預けないともうムリ。

斎が中をこねくり回してるのは指だけだというのに・・・。

「・・・あぁっ・・イクっ」

繰り返されるビクンと時々跳ねる身体と、同時にイク感覚。終わらないクチュクチュという水音。

「・・ぁん・・・いつきぃ・・・」

「ん?」

斎の声は余裕がある様に聞こえる。私だけ、こんな余裕が無いって・・・。

「ズルイ・・・ッ」

「何が?」

と言いつつ、指がグイッと押し込まれる。

「ああんッ」

そういう・・・。

「余裕な、感じがぁぁッ・・・ズルイっ・・・またイクッッッ」

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