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第11章 case5 【私ヲ見テ】 2

指が動く。濡れているから阻むものは一つも無い。

「学校の中も刺激的でいい」

「イヤだって・・・ぁっ」

「本当はイイくせに?こんなに濡らして」

指の出し入れが激しい。息が荒くなって、腰が・・・腰が抜けそう。

「ドアの隙間の向こうから、見られてるよ?じぃぃっと、ね」

小さく、耳元で囁くように…爆弾発言。

「やっ・・・ンッ」

止めて、の言葉すら、もう声にならない。人がいるなら尚更、声を押し殺すのが、精一杯。

「指、締め付けてる。抜いて欲しくないってさ。身体は正直」

一々そんなこと言わないで。

「そんなに欲しいなら、もっと良いモノ、あげようか」

同時に指が抜かれたけど・・・もう斎の言葉は正確に判断できていなかった。

身体が・・・すごく切ない。このまま止めちゃうのはつらい。はっきりいって、もうイきたい。

かといって、このまましちゃうのは、やだ。見られるなんて・・・。

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