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第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

「随分強気」

くりくりっと右人差し指が、私の左乳首の周りを何周かたどると、

「ぁ」

即座に反応するカラダ。

「反応、いい」

くすくす、と笑う斎。

「・・・ヤダ」

ボタンは全て開け放たれてはいるけれど、服はまだ羽織っている状態なので、ちらりと覗く胸元を服で隠して恥ずかしがる仕草、をしてみる。

恥ずかしい気持ちはひとかけらぐらいは残ってるけど、どちらかといえば、仕草をしてみただけ。

斎の右手は、胸元に残ったまま、柔らかく掌で覆っている状態だし。

「止めようか?」

そう言いつつ、右手がゆっくりと動く。軽く揉む仕草を繰り返す。・・・反応を見られている。

「・・・・・・ヤダ」

同じ拒否でも、こっちの方が本心。・・・止めちゃ、ヤダ。

「ふーん、じゃあしたいんだ?」

「・・・イジワル」

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