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第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

多分、一緒には死なないと思う。斎に殺されるのがオチだ。

後ろから突かれながら、ぼんやりと思う。

だってもう既に、斎の思う通りにやられっ放しじゃない。

「何考えてる?余裕だな」

ぼんやり考えていたせいで、反応が鈍かったのが、気に食わなかったらしく、

ゆるゆると動かされていた動きが一気に早まって、時折肌と肌が合わさる音。

「・・ぁぁ・ぁ・ぁぁ・・・」

声にならない声を口から漏らし、目を瞑って、翻弄される嵐に身を委ねる。

「・ああ・・いいね・・・」

斎の声はご満悦。でももうそんな声すら聞き取る余裕は無くて。

「・イクダメぁああぁッ」

競り上がり、覆いかぶさるように私を包む快楽に没頭していた。

「ぁぁぁっ・・・・ック・・・」

ドクンッと大きく跳ねる身体。食いしばって、声を押し殺して、そのまま一気に駆け上った。

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