contract
第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1
「貴方、邪魔よっ!!」
かなりご立腹で、高飛車な・・・女子の金切り声が急に耳をつんざく。
そしてパタンッと乱暴に開く、近くにあるドア。
音の方に何も考えず視線を動かし・・・思わず「しまった」と思う。
教室に戻る為には、生徒会の部屋の前を通る必要があった。今、乱暴に開いたドアは、生徒会の部屋。そして開けた人物は・・・佐倉紗香、お嬢様。
「貴女ッ!!」
お嬢様は私を視線で捉えるなり一気に距離を詰め、がしっと両肩を掴み、一言。
「貴女ッ、屋敷のどこに隠れてるのよッ!?」
かなり、キンキンとした興奮した声。音量はMAXで・・・若干耳が痛くなる。
「・・・隠れ?」
逃げも隠れもしていない。屋敷内のお嬢様の部屋から数部屋ずれた所にいる・・・と正直には言わないけど。怖いから。
というか、隠れてる、とはどういう?
「とぼけちゃって。人の家に勝手に住み着いてるのに、貴女に全く合わないってどういう事!?
部屋を一つ一つしらみつぶしに捜ししても、貴女の居場所は全く掴めないのよッ!!」
かなりご立腹で、高飛車な・・・女子の金切り声が急に耳をつんざく。
そしてパタンッと乱暴に開く、近くにあるドア。
音の方に何も考えず視線を動かし・・・思わず「しまった」と思う。
教室に戻る為には、生徒会の部屋の前を通る必要があった。今、乱暴に開いたドアは、生徒会の部屋。そして開けた人物は・・・佐倉紗香、お嬢様。
「貴女ッ!!」
お嬢様は私を視線で捉えるなり一気に距離を詰め、がしっと両肩を掴み、一言。
「貴女ッ、屋敷のどこに隠れてるのよッ!?」
かなり、キンキンとした興奮した声。音量はMAXで・・・若干耳が痛くなる。
「・・・隠れ?」
逃げも隠れもしていない。屋敷内のお嬢様の部屋から数部屋ずれた所にいる・・・と正直には言わないけど。怖いから。
というか、隠れてる、とはどういう?
「とぼけちゃって。人の家に勝手に住み着いてるのに、貴女に全く合わないってどういう事!?
部屋を一つ一つしらみつぶしに捜ししても、貴女の居場所は全く掴めないのよッ!!」