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第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

項に埋められた顔。ぬるりと湿った舌が容赦なく、這う。

「・・ッ」

斎とは違う動き、匂い、力、何もかもが違う。違うから、逃げたくして仕方ない。

ジタバタ暴れてみるものの、やはり無理。でも、無理でも少しの隙が出来るまで・・・。

「味見ぐらいさせてよ、絢乃ちゃん。最後までセックスする気は無いから、さ」

「嫌ッ」

最後だろうと、少しだろうと、この状態は嫌なものは嫌だ。

「斎には黙っていれば、ばれないって」

そういう問題じゃない!!

「離してよぉッ」

「ダメだよ。お嬢様がまだ廊下にいるだろうから。ちゃんとお望み通り、君の可愛い声を聞かせてあげないとね」

「ぃ・・やぁぁぁッッ」

手は容赦なく服の上から膨らみを捉え、再度項に舌が這う。ちろちろと動く舌の感触が・・・。

気持ち悪い気持ち悪い誰か助けて、誰か・・・いつきッ。

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