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第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

「たまにはいう事、聞いていれば、こっちに目を向けて貰えるでしょ」

お嬢様は今でも斎が好きなんだし。の言葉に微かにちくりと痛む胸。でも。

「だからって!!」

キスマーク付けられる理由にはならない。

「それに、本気で襲うなら、お嬢様もこの部屋に入れて、見せつけながら堂々とやるよ。セックス」

「はぁ?」

開き直った生徒会長に、呆れてそれ以上の言葉が出ない。

「だから言ったじゃない。最後までセックスする気は無いから、と」

「そんな言い訳信用出来ない」

「ま、斎が執着してる絢乃ちゃんの味見、したかったってのも、あるけど」

「俺の女を味見するな」

「結構な執着なんだね。入学してから、斎は適度に遊んでる割には女に興味なさそうに見えたけど、結構一途だったりする訳だ?」

「お前に教える必要はない」

・・・色々展開が早すぎる。その度に、イライラしてみたり、びっくりしてみたり。感情の起伏が激しい。

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