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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「・・・躾け!?」

上半身の服がするする捲られる。迂闊だった。両手縛られてるから、抵抗しにくい。

腕をおろし、邪魔してみても、

「大人しくしろよ」

括られた手首というのは抵抗し辛い。というか、大体斎が全貌を明かしていてくれたら、巻き込まれなかった!!

と思ったら、何だかイライラしてきて。

「離してよッ」

抵抗する口調も少し乱暴になる。

「煩い」

「大体、宴って何なのよッ」

「今教える必要ない」

「後だって教えてくれないくせにッ」

勢いで本音をぶちまける。たまには言いたいことは言わないとッ。

「今はこっちが優先だ」

「何がッ」

「もう黙れッ」

斎も私のイライラや口調が移り、胸元の服を両手でつかむと一気に引きちぎったものだから!!

「きゃあぁぁッ何するのッ」

一気に露わになるけど、どうしようもない。

「だから黙れってッ」

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