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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「い、嫌よッ」

「どこが嫌だって?」

口に出して言える訳が無い!!恥ずかし過ぎてッ!

「そこ触らないで、おかしくなる・・・」

「おかしくなる程、イイってことだろうに?」

「う、煩いぃぃ・・・。指抜いてよ・・・」

そこで、何か思いついたらしく斎の顔がニヤリとまた歪む。

「教えてやってもいい」

「な、何を?」

どうせ、ろくでもない企みだったりするでしょ?

でも何故、宴する意味があるのか、は知りたい。

否、意味というより・・・知る事によって、私がこれ以上、巻き込まれないかどうか、か知りたい。

と思うのに。

「ココの名前?」

と言いつつ指をクイクイと動かす。

「・ぁ・・・そ、そこじゃないッ。聞きた」
「ドコが良いって?」

聞きたい事が違うっていう文句は、別の問いに置き換えられて。

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