
contract
第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3
漸く指が抜かれ、目の前に濡れた人差し指が視界に入り、濡れた指を自らの口に含む。見せつけるように。
その光景に、既にスイッチが入っているらしい身体の方は素直に疼く。
「ただ単に絢乃が気持ち良くなったんじゃ、仕置きの意味が無い。ついでだから、あれこれするのさ。今、嗜虐的な気分だし?」
「・・・し、ぎゃく?」
「虐めたいって話」
既にいっぱい色んな意味で、虐められてる・・・とは思うけど、今反論するのは得策じゃ、ないから、
黙って・・・いる筈だったけど、口から洩れる素直な気持ち。
「・・・最悪」
「好きなくせに」
睨んでみても、帰ってくる言葉は飄々としている。
「もっと、卑猥なコト、しようか?」
「既に卑猥だから、しなくていい」
「全く、素直じゃない」
その時、ドアの開く音がした。
「すみません。10分と言われたのに少し遅くなりました」
そう言いつつ、入ってくるのは的場君。
その光景に、既にスイッチが入っているらしい身体の方は素直に疼く。
「ただ単に絢乃が気持ち良くなったんじゃ、仕置きの意味が無い。ついでだから、あれこれするのさ。今、嗜虐的な気分だし?」
「・・・し、ぎゃく?」
「虐めたいって話」
既にいっぱい色んな意味で、虐められてる・・・とは思うけど、今反論するのは得策じゃ、ないから、
黙って・・・いる筈だったけど、口から洩れる素直な気持ち。
「・・・最悪」
「好きなくせに」
睨んでみても、帰ってくる言葉は飄々としている。
「もっと、卑猥なコト、しようか?」
「既に卑猥だから、しなくていい」
「全く、素直じゃない」
その時、ドアの開く音がした。
「すみません。10分と言われたのに少し遅くなりました」
そう言いつつ、入ってくるのは的場君。
