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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

ぼーっとしていた頭が一気に冴えた気がした。

「きゃあッ!!」

悲鳴と共に身体を起こして逃げようとした。だって、電気は煌々とついている状態だし、上半身の服は破かれてるし、下半身は脱がされてるし、掛け布団は今いる下に引きっぱなし。

隠せる物が無いから、新たに服かタオルで隠したい。せめて別の部屋に逃げ込みたい。洗面所とか・・・。

しかし、思い通りにはいかなかった。すかさず足首に手が伸びて捕まえると、器用に私の腰の上に座り直したのだから。

ただ、さっきと違うのは、座った向きが逆なこと。私に背中を向けて座っている。

「斎ッ!!」

流石に乗られると逃げ場はもうない。

「絢乃は仕置き中だから、逃がさない」

「ならッ、的場君に出て行くように言ってッ!!」

というか、的場君が察して出て行ってくれればいい、と思うのに、この光景に呆気にとられているのか、入ってきたドア付近から動こうとはしない。

「そういう訳にはいかない。用があるから呼んだ訳だし。

さ、報告を聞こうか。絢乃の悶える身体を身近で視姦しつつ、ね」

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