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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「・・・視姦、ですか」

呆気にとられていた的場君が、漸く口にした言葉はソレ。

「今、絢乃は仕置き中だからな。報告ついでに、お前も手伝え」

「手伝いって何させる気ッ」

色々脳裏に過る。例えばさっき見た、紗香お嬢様達のカラミ。

それがいつしか自分自身の顔にすり替わり、相手も生徒会長から斎や的場君にすり替わる。

すり替わった映像を想像した途端、顔が火照る。赤くならずにはいられない。

私を振り返るその表情から、正確に想像したことを読み取ったらしい斎は、

「その想像通りにしてみようか?」

と余裕をかます。今回に関しては、あまりの想像に憎まれ口も、それどころか一言も口にする事が出来ず・・・。

「・・・」

反論が出ない私を無視して、会話は続く。

「的場は、絢乃が気持ちよーくなる為の手伝い。ただし、触るなよ?」

「・・・成程。ですから、目で犯せ、と」

「そういうコト」

「・・・主従で分かり合えないでよ」

このヘンタイ主従。

「とりあえず、最低限報告だけはさせていただきます」

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