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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

急に、意味深な言葉を耳にするから戸惑う。潮時って。

「おまたせしました」

そう言いながら、姿を現した的場君の手にある黒色のモノ、は。

思わず、的場君をまじまじと見てしまう。これを永依さんが?

「ちゃんと新品です」

私にも見せると、そう的場君が言った。

「・・・いや、そういう問題じゃない・・・と思、う・・・」

そこを心配している訳じゃない。明らかに、アレ、男性器を模したもの、で。

「的場、入れろ」

斎の指が離れる、と同時に垂れる一筋の液体の感触がはっきり解って、ドキリと心臓が跳ねる。

「ち、ちょっと何言ってんの!!」

斎に犯されるならまだしも、的場君に侵されたいとは思わない。

・・・斎なら良い、と思っている時点で、敗北は必至、なんだけど。

「濡れてないと入り辛い、と」

「しっかり濡れてるから、ゆっくり入れたら大丈夫だろ?」

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